アルクール
バカラグラスの代名詞ともいえる「アルクール」シリーズ。その歴史は1825年、バカラのクリスタル製造が、王侯貴族の支持も得て軌道にのり始めた頃からです。
アルクール侯爵家のためにデザインされて作られたところから始まり、今も人気が衰えることなく続いている不朽の傑作です。フランス人が最も愛するデザインだそうです。
過去には、19世紀のパリ万国博覧会では2度のグランプリを獲得しまし、さらには、1917年にローマ法皇ベネディクト15世によって、バチカンで使用されるグラスに選定されたという功績を残しています。
一時は生産中止になりましたが、1910年に装飾美術のアール・デコ様式が流行し、それに合わせて、再び生産が再開されました。
特徴は、アーチ型のフラットカットです。まるで、水晶のような重厚感を感じさせ、なめらかな輝きを放っています。その、バランスの取れたデザインが、エレガンスな気分をもたらしてくれるでしょう。